日栄交通〜猫とタクシー〜

さいたま市を走る小さなタクシー会社日栄交通で拾われた猫とタクシーのお話

突然ですがネタ切れのお知らせです

毎日ブログを投稿するというのは思ったよりきっついですね!

 

なので「お題」とか言うものを発見したので今日はわたしの転機について。

 

もう皆さんなんとなくわかっているとは思いますが

 

わたし

 

能天気です。常務です

 

 

働き方にまつわるわたしの転機ということですが、前回インドへ行った時の話を書きましたがやはりインドへ行ったのは大きかったです。

 

それまでずーっと建設業で働いていて、ある日親方に

 

「すいません。突然ですがインドに行きたいと思いちょっくら行ってきます!クビならそれでいいです!」

 

と言いインドに行くことになりました。

 

親方は

 

「えー!!まぁいいや。どうせ止めても無駄だし帰ってきたらまた働いてよね!」

 

と言ってくれて餞別をくれました。

 

本当に人に恵まれて生きてきたと思います。

 

 

 

インドの旅の終盤。

 

商店街にある宿のベランダから下の道を眺めていました。

 

たくさんのインド人や観光客や野良犬やが歩いています。

 

その人の流れの中に二人の若い子が立っていて道行く人に何かを売っています。

 

よく見ると謎の鞭謎のクジャクの羽

 

もちろん誰もそれを買おうとはしません。

 

 

「へいへい!」

 

と声をかけて手を振ると、こっちを見上げて笑いながら手を振り返してきました。

 

宿を出てその子のところに行き話を聞きました。

 

「君いくつ?」

 

「25だよ!」

 

「隣の子は弟?」

 

「そうだよ!10歳の弟」

 

 

「なんでそんな変なもん売ってんの?売れないでしょ?」

 

 

「ボスにこれを売ってこいって渡されたから売らなきゃいけないんだ」

 

「一日何個売れるの?」

 

 

「一個か二個くらいかな」

 

 

一日中売り続けてやっと300円くらい。

 

そこからボスにいくらか取られるんだろうから50円くらいだろうか。

 

僕と同い年の子がこんな仕事を一生懸命やっていた。

 

しかも楽しそうに。

 

 

いろいろ考えさせられて

 

結論が出た。

 

 

 

 

わしゃ何をやっとるんじゃ!

 

 

 

当時は月に50万くらいは稼いでいたし、一回60円で回すスロット台に千円札をドバドバ突っ込んでもいた。

 

 

 

わしゃー何をやっとるんじゃ!!

 

 

 

インドから帰って親方にも挨拶しに行った。

 

 

 

「おー!無事だったかー!よかったよかったまた次の現場からh

 

 

「僕独立します!!ヨロシク!」

 

 

 

という感じで勢いで独立することになりました。

 

なんともまぁ迷惑なクソガキだったことでしょう。

 

 

あの時出会ったインドの兄弟。

 

「ま、お前はいつかそう言うと思ってたし頑張れよ」

 

と言ってくれた親方。

 

 

独立したての僕にたくさん仕事をくれた関係者のみなさん。

 

 

本当にたくさんの人に恵まれたなーと。

 

 

感謝です。

 

今はまた違うフィールドで

 

でもあの頃と同じように戦っております。(良くも悪くも)

 

 

あざーす!

 

 

以上です。