突然ですがユニバーサル社会のお知らせです
先日アバントラフでユニバーサルドライバー研修を開催させていただきました。
センスの独特な講師によるセンスの独特な講習でしたが地域のドライバーの方が参加してくださり無事26名のユニバーサルドライバーが誕生いたしました。
ありがとうございます!!
そんなこんなで最近のタクシー事情を
最近ワンボックスのタクシーを見かけることがあると思うのですがあれは介護タクシーではなくユニバーサルデザインタクシーというものです。
料金も普通に乗る分にはセダン型と同じ料金です。
バリアフリー法が施行され、国を挙げてユニバーサル社会を目指す取り組みのひとつと言えるでしょう。
ユニバーサル社会とはなんぞや!?
ということなんですが。
簡単に言うと「誰もが参加できる社会」
え?
誰もが参加できるのが社会でしょ?
普通じゃないの?
と思う方もいるとは思うのですが・・・
先日ネット記事が話題になりましたね。
五体満足の方には分からない社会というのも存在するのがこれまた社会であります。
そういった中で、本当の意味で誰もが参加できる社会を我々が作っていかなくてはいけないわけです。
ユニバーサルデザインタクシーはどんな方も乗れるタクシー。
年齢も文化も、障害を持った方も、センスが独特な方でさえも乗れるタクシー。
それがUDタクシー
UDタクシー自体はそういったコンセプトで設計されていますし、今後主流になってくると思いますが、それを操るドライバーが変わらなければ意味ないじゃーん!!
というための研修です。
バニラ・エアの対応に賛否が出ていますが、個人的な意見としては根本的な部分。
なんというか根底にある意識。
そういった部分が欠落してしまっているような気がしました。
僕がタクシー会社に来たばかりの頃先輩運転手さん達に教わった不思議があります。
「いいか、お客さんに触ったりして万が一怪我でもしたら大変だから触るのはダメなんだぞ」
物凄く違和感を感じていました。
しばらくして別の運転手さんから質問されました。
「タクシー乗り込むのも大変なお客さんいっぱいいて手伝ってるんだけどホントはダメなんでしょ?ダメでも黙ってみてられないから会社としても何か方法考えてよ!」
「そうですね!困っている人を助けられないルールなんて間違ってるから破りましょう!!責任は取るからどんどん破って!!」
と、とっさに返した。
僕は法律とか法令のようなものでダメだと聞いていたんだけれど、調べてみたら実際そんなことはなくて、ただのめんどくさがり屋の運転手が自分たちで作った都合のいいローカルルールだっただけでした。
会社や組織がリスクにとらわれ過ぎていて現場の人が柔軟な対応ができないシステム自体が間違ってると思っています。
この場合ミッションは「お客様を乗せること」なわけだからおんぶでも抱っこでもなんでもすりゃいいんですよ。
そういったことが現場で判断出来て実行までできるようになるには大変だろうけど、やらなければユニバーサル社会の実現というのは難しいんじゃないでしょうか。
そのために研修を開催しているわけですが、ぜひ現場力を高めて頂いてそれを会社が信頼して送り出すような形ができればよりいいのかなと。
ちなみに日栄交通にはUDタクシーありません笑
だって高いんだもん泣
昼勤乗務員は9割研修を受けているのでウェルキャブでの対応となります。
信頼して送り出すにはまだまだ時間がかかりそうな奴もいます。
少しでもドアが開いていると脱走します。
しばらくして帰ってきましたがニャアニャア鳴きながら顔を手で掻いてます。
何をやってんだと見てみると。
鼻の頭を蜂に刺されてました(・_・)
センスが独特な講師は全国どこでもいきますのでよろしくどうぞ!